目次

1. 海外展開!さて何する?

「うちも海外展開が必要だから、進めてくれ!」
「え、あ、はい…」

こんな会話から始まるのかもしれません。
多くの業種で国内市場が縮小する中、市場自体を広げるのはとても自然な発想です。

これまでオフラインだけでやってきたことをオンラインにも。
これまで国内だけでやってきたことを海外でも。

理屈としては正しいのですが、実際問題新しいことを進めていくのは
色々な意味でカンタンではありませんよね。

会社創業当時、コストパフォーマンスもマーケティングも全く考えず、
「とにかくやるしかない」「事業計画なんてお金と時間のある会社がやるもんだ」と
思っていた私なので、新しいことを進めるということそのものの難しさやリスクについては
たくさん痛い目を見たのでとてもよくわかっているつもりです。

そんな私が今、企業に向かって「マーケティングです」「まず事業計画が必要です」なんて
話しているわけですからなかなか不思議なものです。

事業主になって20年以上を過ぎて思うことは、やはり事業計画は重要ということです。
さらに言えば、小さい会社であればあるほど、重要だということです。

2. 会社が動くってそんな簡単じゃないですよね…

会社は正しいことや効率的という理由だけでは動きませんよね。
素晴らしい事業計画をつくれたら動くわけではありません。

「誰が責任を取るのか?」
みんな口では言いませんが、この問題はとても大きいですし、さまざまなことを複雑にする要因です。
失敗しづらい場所にいた方が良いというのは現実ありますが、やらないわけにもいかない。
良い感じにやった感を出す働き方は昨今ではとても難しいのかもしれません。

会社としてどうあるべきか?というベクトルと、
個人としてどうあるべきか?というベクトルが同じ方向を向いていることはなかなかないのも事実ですよね。

3. 私たちの存在価値はこんなところではないでしょうか?

私たちにお問合せ、ご相談をいただく会社もこのような例は少なくありません。

いわゆる社内稟議というものがとても大事な儀式。
この儀式(審査)を無事通過しなければ動きことすらできないというのがとても多いケースではないでしょうか?

そんなケースに出会った時、私たちがやっていることは「社内稟議を一緒に考える」です。
海外事業担当者がまず着手しなければならないのは市場調査でも事業計画でもなく、
やはり社内稟議なんだと思います。

海外進出だろうが、新規事業だろうが、スポットの企画案件だろうが、いつも求められるのはコストパフォーマンスやリスクマネジメントです。

これは会社として当然のことではありますが、
特に日本から出て別の国で新しいことを使用した時、コストパフォーマンスやリスクマネジメントを計測するためにも市場調査をやらないことには何も始められないというのがぶち当たる壁です。

ということもあり、「コストパフォーマンスやリスクヘッジがわからないものに1銭も出せない」いう姿勢は、新規事業や取り分け海外進出には向いていません。

とはいえ、、、やらなければいけません。

そこで私たちはその会社の事情を聞かせていただきながら、一緒に社内稟議を通すことから、
パートナーとして活動することがとても多いです。

これまで海外進出支援を事業として進める中で実は最も重要な私たちの存在意義なのではないかと思ったりもします。

4. “伴走する” つまり、こういうことです。

「私たちは海外進出企業と伴走型サポートをしていきます」と最近口癖のように言っています。
このメッセージは「社内稟議から一緒に考えて二人三脚で一緒に」という意味を込めています。

海外ビジネスは色々な難しさを持っています。
日本の企業にとって、そしてその企業のイチ担当者にとって、何がサポートになるのかを考えていくと着手すべきはそういったところから始まるのだと痛感します。

5. まとめ

私たちは海外で商品・サービスを売りたい会社に「売りたい側の都合で考えるのではなく、買いたい側の都合で考えないと…」とアドバイスすることがとても多いです。

「してあげたい」よりも、相手の「してもらいたい」を知り、サポートする方が優しいと思います。

そこで私たちも同じく、売りたい側の都合ではなく、買いたい側の都合で海外進出サポートをしなければならないと基本に立ち返る今日この頃です。